Neusoftが東軟飛利浦資産買収をPhilipsに提案 条件規定書に調印
【瀋陽(中国)2013年2月5日】東軟集団股份有限公司(600718.SH、以下「Neusoft」と略称)は5日、東軟飛利浦医療設備系統有限責任公司(以下東軟飛利浦と略称)の株式および資産に関する取引提案をめぐり、オランダロイヤルフィリップスエレクトロニクス(以下はPhilipsと略称)と条件規定書に調印したと発表しました。条件規定書によりますと、Neusoftの完全子会社である東軟医療系統有限公司 (以下「Neusoftメディカル」と略称)とその海外関連会社は、Philipsが所有する東軟飛利浦の株式51%を取得する意向であります。取引提案が最終合意すれば、東軟飛利浦の全知的財産権は、NeusoftとPhilips両社が共有します。さらにコンピューター断層撮影装置(CT)スキャンのシステム・コンポーネント関連エンジニアとそのサポートスタッフ約100人から150人で構成されるチームは、ジョイントベンチャーの東軟飛利浦からPhilipsに移籍します。
Neusoftによりますと、多数の競争的製品と知的所有権が実証するように、東軟飛利浦はこの数年でその使命を果たしました。東軟飛利浦の事業が成功したことによって、両社はそれぞれの世界展開を最適化し、競争力を向上させるための強固な基盤を築きました。この取引が合意されれば、NeusoftとPhilipsは、より柔軟な方法でこれまでの成果に基づき、それぞれの戦略に沿って新製品の開発が可能となり、これによって両社は世界市場における新たな機会と課題に対処できる長期戦略目標および計画を遂行できます。
東軟飛利浦は2004年、NeusoftメディカルとPhilipsが登録資本金2960万米ドルで共同設立しました。PhilipsとNeusoftメディカルはそれぞれ51%、49%の株式を保有しました。東軟飛利浦はCTスキャナー、磁気共鳴画像装置(MRI)、超音波・X線装置などの医療システムの研究開発および生産に特化し、その製品はNeusoftおよびPhilipsのブランドでそれぞれの販売網を通じて世界市場に投入されてきました。医療システムにおけるNeusoftメディカルおよびPhilips両社のベストプラクティスに基づき、東軟飛利浦は技術革新と新製品開発にコミットし、多数の技術的ブレークスルーと特許を実現しました。その製品ポートフォリオは4つのカテゴリー、10のシリーズ、20のモデルが含まれ、17の米国食品医薬品局(FDA)認可、17のヨーロッパCE認定を受けています。同社製品は世界約70の国・地域で幅広く使用されています。東軟飛利浦は創立以来長年にわたり、Neusoftが世界市場を拡大できる高品質製品を提供するとともにPhilipsの製品ポートフォリオも拡充、NeusoftとPhilipsの世界市場での競争力を向上させるうえで大きな貢献をしました。
今回の発表によりますと、取引提案が合意されればNeusoftメディカルは元のジョイントベンチャーのホールディング会社になり、その経営は継続されます。さらに、東軟飛利浦が過去に積み上げてきた知的資産は、PhilipsとNeusoftメディカルそれぞれの事業展開の必要に応じて、共同所有およびライセンスの形で共有されます。Neusoftメディカルおよび元のジョイントベンチャーはCTスキャナー、MRI、X線装置、超音波診断装置などの医療システムの研究・開発・生産・販売の事業を継続します。さらに、PhilipsとNeusoftメディカルはシステムのコンポーネント・サプライおよび相手先ブランドによる生産(OEM)サプライの形でパートナーシップを維持します。
東軟集団股份有限公司の会長兼最高経営責任者(CEO)の劉積仁(リュー・ジレン)博士は「NeusoftとPhilipsのパートナーシップが成功したことによって、両社は世界市場を大幅に拡大することができました。市場環境と事業変革は絶え間なく変化しており、われわれはこの変化への適応の仕方を考慮して長期戦略および成長を調整しなければなりません。今回の取引によって、双方は元のジョイントベンチャーの成果を完全共有し、製品の位置づけおよびマーケティング戦略のさまざまな側面でイノベーションの柔軟性とその推進力を向上させることができます。Neusoftは今後もCT製品などの製品ラインを充実させる積極的な製品戦略を堅持し、世界市場、とりわけ急成長する新興市場における拡大をいっそう促進していく」と語りました。
NeusoftとPhilipsは取引提案についての交渉を今後も継続し、正式合意および最終契約は2013年末までに完了するとみられます。

